ニューヨーク旅行!これから行かれる方は、楽しみでわくわくしていることでしょう!
さて、ニューヨーク・マンハッタンを観光するなら、お得な観光パスチケット、ニューヨークシティパス(New York CityPASS)を購入しよう!!…と考えてみたはものの、
- 本当にニューヨークシティパスを購入するとお得になるの?
- 6ヶ所周るには何日必要なの?
- もっと短い旅程で周れる観光パスはないの?
- 公式サイトで購入するにはどうすればいいの?(記入例)
上記のように悩んでいる方は多いはず!なぜなら、わたしもニューヨークシティパスの公式サイトで購入する前に悩んだから、です。この手の観光パスは、スケジューリングに失敗すると、損をしてしまう可能性もあるんですよね。損はしたくない!
このページでは、ニューヨークシティパスを購入しようか迷っているあなたのために、ニューヨークシティパスの基礎的な内容から、そもそもシティパスを購入した方がいいの?という素朴な疑問、購入方法まで、徹底検証してご紹介していきます!
Contents
ニューヨークシティパス(New York CityPASS)とは?
そもそも「ニューヨークシティパス(New York CityPASS)」とは一体なんなのか?漠然としている方もいるかと思うので、基礎的な部分を書いておきます。
ニューヨークシティパスとは、ニューヨークマンハッタンにある観光スポット6ヶ所のチケットがまとまったブックレットです。そして、個別でチケットをその都度購入するよりも、最大44%も格安になります。スケールメリットを得られるわけですね。
ブックレットの後方には、レストランやデパート、お土産やさんで使える割引チケットも入ってます。
▼ ニューヨークシティパス公式ウェブサイトをチェック ▼
ニューヨークシティパスの対象スポットは?
ニューヨークシティパスの対象スポットは以下の6つです。
- エンパイアステートビルディング
- アメリカ自然史博物館
- メトロポリタン美術館
- トップオブザロック or グッゲンハイム美術館
- 自由の女神とエリス島 or サークルライン観光クルーズ
- 9.11メモリアルミュージアム or イントレピッド海上航空宇宙博物館
(※下部の3つについては、行きたい方どちらかを選択できます)
ガイドブックにもよく掲載されている、有名な観光スポットばかりですね。
ニューヨークシティパスのブックレットに含まれる施設の内容をご紹介していきます。
エンパイアステートビル
マンハッタンの中心部に位置する、言わずと知れたニューヨークのシンボル。
日中に見るのもよし、夜間に煌めくマンハッタンの街並みを楽しむのもよしでしょう。シティパスには、86階展望台への入場に加え、同日の夜に一般入場する料金が含まれています。
自分は日中に訪れましたが、特に南側の景色が最高でした。ワンワールドトレードセンターや、ブルックリンブリッジ、さらには奥に微かに自由の女神も見えますよ。
アメリカ自然史博物館
セントラルパークの西側にある、ニューヨークを代表する博物館です。
世界的に有名なジオラマや、94フィートのシロナガスクジラ、そして化石の展示もある恐竜ホールは必見です。
シティパスには、博物館とローズ地球宇宙センター、3Dあるいは2Dでの巨大スクリーンフィルムへの一般入場料が含まれています。
メトロポリタン美術館
先史から現代に至るまでの5,000年以上に及ぶコレクションを展示した美術館です。
日本の美術館とは規模が違いますね。大小さまざまな展示を楽しむことができますよ。
トップオブザロック or グッゲンハイム美術館
アールデコ調の超高層ビルの上部に位置する展望台、トップオブザロックでは、ニューヨーク市のパノラマビューを体験できます。南側にはエンパイアステートビル、そして北側にはセントラルパークも望めますよ。
一方、グッゲンハイム美術館では、20世紀アートの世界有数のコレクション、フランク・ロイド・フライトの傑作をはじめとし、シャガール、カンディンスキー、ピカソやゴッホなどの世界的アーティストの作品を鑑賞できます。
自由の女神とエリス島 or サークルライン観光クルーズ
自由の女神とエリス島では、バッテリーパークの南から徐々に近づく自由の女神像を鑑賞しながら、自由の女神のあるエリス島に到着。表だけでなく、裏側から鑑賞する自由の女神像もまた素敵ですよ。そして再び船に乗り、移民検査場所であったエリス島のエリス島移民博物館を鑑賞しましょう。
一方、サークルラインクルーズでは、世界い有数の壮大な景色を楽しむことができます。
【Landmark Cruise, Harbor Lights Cruise, Liberty Cruise or Hello Brooklyn Cruise, or a 30-minute ride on The BEAST, a 70-foot racing powerboat (available May-September)】
9.11メモリアルミュージアム or イントレピッド海上航空宇宙博物館
9.11メモリアルミュージアムでは、あの忘れられない惨劇、 2001年9月11日に起きたテロの出来事から、回復に至るまでの物語を展示しています。
一方、イントレピッド海上航空宇宙博物館では、アメリカ合衆国国定の歴史建造物となっている航空母艦に乗り、艦船や航空機、冷戦時代の潜水艦などの展示を見ることができます。
ニューヨークシティパスは本当にお得なの?
いよいよ本題です。
ニューヨークシティパスを購入して損をすることはないのか?本当にお得なの?メリットあるの?という疑問です。
かの有名なYahoo!知恵袋にて、「シティパスは買わない方がいい!」というアンサーをされている方がいますね。その方は「タイトなスケジュールでは6ヶ所周れないから、シティパスは無駄だよね!個別でチケット買った方がいいよね!」ということをおっしゃっています。
さて、この得か?損か?という点については、「なんとなく日程的に厳しそうですね」という感覚論ではなく、シミュレーションを行うことで、シティパスを買った方が得なのか?あるいは、シティパスを買わずに個別のチケットを購入した方がいいのか?、を決めればよいと思います。
その面倒なシミュレーションはわたしが行います。皆さんは、ざっくりイメージしながら検討してみてください。
まずはニューヨークシティパスの料金をチェック
まずは、ニューヨークシティパスのチケット料金を整理しておきます。
ニューヨークシティパスの料金は、
- 大人(18才以上):132ドル
- 子供(6才から17才):108ドル
となっています。
各観光スポットの「個別チケット料金」を洗い出してみる
つづいて、対象観光スポットの「個別のチケット料金」を洗い出していきます。
スポット | 大人料金(18才以上) | 子供料金(6才から17才) |
エンパイアステートビル | 64.02ドル | 64.02ドル |
アメリカ自然史博物館 | 28.00ドル | 22.50ドル |
メトロポリタン美術館 | 32.00ドル | 19.00ドル |
■トップオブザロック展望台 | ■41.37ドル | ■41.37ドル |
■グッゲンハイム美術館 | ■25.00ドル | ■18.00ドル |
△自由の女神とエリス島 | △19.25ドル | △19.25ドル |
△サークルライン観光クルーズ | △37.00ドル | △37.00ドル |
●9.11メモリアルミュージアム | ●28.00ドル | ●22.00ドル |
●イントレピッド海上航空宇宙博物館 | ●33.00ドル | ●33.00ドル |
一番お得な組み合わせはどれか?
ニューヨークシティパスを利用するにあたり、一番お得な組み合わせは、以下のようになります。
- エンパイアステートビル
- アメリカ自然史博物館
- メトロポリタン美術館
- トップオブザロック展望台
- サークルライン観光クルーズ
- イントレピッド海上航空宇宙博物館
この組わ合わせを大人料金で見た場合、トータルで235.39ドルとなります。
ニューヨークシティパスが大人1人132ドルなので、トータル103.39ドルの割引、44%お得になる組み合わせです。
逆に一番損になる組み合わせは?
逆に、6ヶ所すべて周ったけれども、一番費用対効果が薄い組み合わせも出しておきます。
- エンパイアステートビル
- アメリカ自然史博物館
- メトロポリタン美術館
- グッゲンハイム美術館
- 自由の女神とエリス島
- 9.11メモリアルミュージアム
大人料金で見た場合、トータルで196.27ドル。ニューヨークシティパス大人1枚120ドルのため、トータル64.27ドルの割引、33%お得になる計算となります。
一番最悪のケース(組み合わせ)でも、割引率は33パーセントになるんですね。
ニューヨークシティパス公式ウェブサイトで最新の料金をチェックしておく
ニューヨークシティパスの6ヶ所全部周るには何日必要?
では、「ニューヨークシティパスの6ヶ所を全部周るのには何日必要」なのか?
当然、ただ周るだけなら1日もあれば周れますが、しっかり見どころを押さえながら観光をして何日で周れるのか?というのが大前提ですね。
ここはわたしが実際に旅行したモデルプラン(3泊5日)をケースとして、ご紹介していきます。先に答えを言ってしまうと、実質、観光時間としては「丸三日」ぐらいですね。わたしは実際にこの日程でシティパスの6ヶ所周りましたよ。
ニューヨーク旅行 1日目(夜のみ)
- 夕方、ニューヨークのジョンFケネディ空港に到着
- ホテル到着後、トップオブザロック展望台を見学
- 歩いてタイムズスクエアを散策
- 夕食はグランドセントラル駅のオイスターバー
夜だったので、トップオブザロック展望台は比較的空いていました。
やはり、南側のエンパイアステートビル側の景色が良かったですね。ニューヨークの摩天楼を楽しみましたよ。とはいえ、眺望を楽しむぐらいなものなので、長居するわけでもない。なので、滞在時間としては1時間もいなかったと思います。
ニューヨーク旅行 2日目(丸一日)
- 朝食はホテルの売店で買ったベーグル
- メトロポリタン美術館を見学
- セントラルパークを横断(西へ)
- アメリカ自然史博物館を見学
- (アメリカ自然史博物館を見学中に軽食ランチ)
- ジョン・レノンが暗殺されたダコタハウスを外から見る
- セントラルパークを横断(東へ)
- 5番街のブランド街散策
- 夕食はグランドセントラル駅のシェイクシャック
メトロポリタン美術館は、すべての作品をじーっと見るわけにもいかずそこそこ駆け足でしたが、2時間半ほどかけてハイライトの作品は全部回ることができました。メトロポリタン美術館は会場時刻の10:00から1時間あたりを過ぎると、外国人観光客でかなり混み合います。
このメトロポリタン美術館のすべての作品をじっくり時間をかけて見るとすれば、10:00〜17:30の開場時間すべてを使わないと無理でしょうね。いや、1日でも無理かもしれません。
アメリカ自然史博物館も同様、かなり広いです。深く理解をしながらじっくり見るのであれば、こちらも丸一日(10:00〜17:45)必要でしょう。わたしは午後14時前ぐらいから見始めて、結局クローズするまでいました。
ただ、朝から夕方までこの2つの美術館+セントラルパークを横断しただけでも、充実度というのでしょうか、満足感はかなりありました。一方、立ち続けるわけですから脚が痛い。よほど美術と博物館に見地・および情熱がない限り、普通の人であればどちらも丸一日ずつかけて見よう!とは考えないと思いますよ。
ニューヨーク旅行 3日目(丸一日)
- 朝食はホテルから片道約10分のベーグル屋さん
- 自由の女神のスタチュークルーズ
- 9.11メモリアルミュージアム
- MoMA
- 夕食はベンジャックステーキハウス
自由の女神のスタチュークルーズは、朝一番で行きました。こちらも、お昼前ぐらいになると混んできます。やはり人と同じ動きをするとダメですね。頑張って早起きしましょう。お腹が減ったら、スタチュークルーズの船内でも軽食売ってます。本当に軽食ですけどね。
9.11メモリアルミュージアムは、2時間ぐらいかけてじっくりと。
MoMAは、数年前までシティパスの対象アトラクションのひとつだったみたいですが、今は違いますね。こちらは通常料金を払って見学しました。
ニューヨーク旅行 4日目(午前中のみ)
- エンパイアステートビル
- グランドセントラルのシェイクシャックで昼食
エンパイアステートビルも、エレベーターに乗れる人数が限られているので、朝一番、あるいは夜遅い時間帯に行かないと、ロスタイムが大きくなります。
丸三日あれば、6ヶ所すべて周ることができる!
実際にわたしは上記の「夜+1日+1日+午前中」という、ほぼ丸三日のスケジュールでシティパス6ヶ所と+αのスポットの観光を楽しみました。多少駆け足になった部分はありますが、すごく満足してますね。
丸三日あれば、シティパスを購入する価値は十二分にあると思います。もちろん、もっと旅行日数が長く取れるのであれば、もっとゆっくり観光できます。
ニューヨークシティパスを購入するのにおすすめの方はこんな人!
ニューヨークシティパスはおすすめな人
以上から、ニューヨークシティパスを購入して十二分に楽しめる人は、以下のような方々になる。
- 現地での旅程で丸三日時間を取れる
- 朝食と昼食をさっと軽食で済ませるのはOK
- 開場時間に間に合うように、朝早起きができる
ニューヨークシティパスを買わない方がいい人
逆に、ニューヨークシティパスを買わない方がいいのは、以下のような方々です。
- 現地での旅程が二日程度しかない
- 朝食や昼食は時間を取ってゆっくり食べたい
- 美術館や博物館はじっくり丸一日時間をかけて見たい
- 早起きが苦手
- ニューヨークシティパスの対象スポットよりも他に行きたいところがある
よほど短期日程の弾丸ツアーでなければ、ニューヨークシティパスを購入した方が割引が効いてお得だと思います。
ただ、これを言ったら元も子もないですが、個人的には、旅は「楽しむ」のが最優先だと思うので、ある程度スケジュールに当てはまるようだったら、「えいやー」でシティパスを買ってしまうのも手だと思います。というか、最終的にわたしがそうでした。
シティパスをゲットしたら、あとはニューヨーク旅行を楽しむことだけに集中する。各チケット売り場で1回1回財布を出して支払う必要もなし、シティパスのブックレットを見せればOKなので楽です。
まだ諦めないで!「ニューヨークC3」「ニューヨークパス」という選択肢も
旅行日程を丸三日も取れない、ニューヨークシティパスを購入するのは止めよう。と思った方!
ニューヨークC3
実は、シティパスが合わない方もいるので、新たに「ニューヨークC3(New York C3)」というチケットが登場しています。ニューヨークC3は、2016年から発売されました。
ニューヨークシティパスの場合は「6ヶ所」でしたが、ニューヨークC3の場合は半分の「3ヶ所」を選択可能です。そのため、ニューヨークで1〜2日ぐらいしか観光時間がない方でも、ニューヨークのハイライトをお得に楽しめるようになりました。
対象の観光スポットは、ニューヨークシティパスと「ほぼ」同じです。シティパスとC3の違う部分はただ一点。C3の場合、「ホーンブローアークルーズ」というアトラクションが追加されています。
- エンパイア・ステート・ビル
- トップ・オブ・ザ・ロック展望台
- アメリカ自然史博物館
- 9/11メモリアル・ミュージアム
- 自由の女神とエリス島
- メトロポリタン美術館
- サークルライン観光クルーズ
- イントレピッド海上航空宇宙博物館
- グッゲンハイム美術館
- ホーンブローアー観光クルーズ
もしニューヨークでの滞在時間が短い場合は、ニューヨークC3を購入検討してみるのもいいかもしれませんね。
ニューヨークパス
もちろん、シティパスのライバル観光パス、「ニューヨークパス」を検討するのもひとつの手でしょう。
ニューヨークパスであれば1日券や2日券もありますし、何より対象スポットが80種類を超えており豊富です。
ニューヨークパスとニューヨークシティパスの料金を比較してみました。
ニューヨークシティパスの注意点
ニューヨークシティパスの購入後に注意する点もまとめておきます。
- 予約完了後に印刷できる「バウチャー」をシティパス・ブックレットに交換できるのは、購入から1年以内
- ニューヨーク・シティパスのブックレットは9日間有効
そのため、旅行予定日が1年以上先の場合は、まだ購入しないでくださいね!ここはすごく重要です。
ニューヨークシティパスの購入方法・買い方
さて、以上ご紹介してきたニューヨークシティパスの、公式ウェブサイトでの購入方法・買い方をご紹介していきます。
購入は簡単、5分とかからずに終わります。
まだ購入するかしないか迷っている場合は、ひとまずこのページをブックマーク保存しておいて、スケジューリングも含めじっくり検討してみてください。
シティパスの公式サイトは日本語表示できないため英語表記にはなりますが、下記の記入例を見ながら入力していけば、問題ありません。実際にわたしは公式ウェブサイトで購入してますので、ご安心を。
ニューヨークシティパスの公式サイトにアクセスしよう
まずは、ニューヨークシティパスの公式サイトにアクセスします。
▼ ニューヨークシティパス公式ウェブサイトへ移動 ▼
- 購入する枚数を選びましょう。Adultは18才以上、Youthは6〜17才です。
- 合計金額に誤りがないか確認します。
- 「Add to Cart」をクリックして進みます。
- 「Email Voucher」を選択します。
- 枚数と金額を再度チェックします。
- 「Secure Checkout」をクリックして進みます。
記入例を用意しましたので、参考にしてください。
入力に迷うがあるとすれば電話番号の箇所ですかね。電話番号は日本の国番号+81の後に、最初の0を取った数字を入力します。
携帯電話番号が090-1234-5678であれば「+81 90 12345678」。自宅電話番号が03-1234-5678であれば「+81 3 12345678」と入力します。
- 当日バウチャーと引き換えにシティパスを受け取る人の姓名
- クレジットカード番号(16桁)、セキュリティコード(3桁)、クレジットカード有効期限(月/年)
- 「Place Order」をクリックして注文を確定します。
先ほど入力したメールアドレスにシティパスからメールが届きます。
中央付近にある赤いボタン「PRINT PDF VOUCHER」をクリックし、PDF出力しましょう。あとは、印刷ができるPCやコンビニのプリンターで印刷すればOK。
あとは、各スポットの受付カウンターに持っていけばOK。バウチャーに交換してくれますよ。
ニューヨークシティパスで「モバイルバウチャー」の利用が開始されました。バウチャーを事前に印刷しなくても、スマートフォンでモバイルバウチャーを提示すれば利用可能に。
さいごに
さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。きっといい旅が待ってます!Good Luck!